レ・カーヴ・デュ・ルーヴル

Les Caves du Louvre

閉店・移転、情報の修正などの報告

ワイン大好きな人はぜひ!見て触って味わって、ワインのすべてを体感できるインタラクティブなワインカーヴです!

こんにちは、パリナビです。今回はワイン大好きな皆さんに、とっておきの穴場スポットをご紹介したいと思います。パリ1区、ルーヴル美術館のそばにあるワインカーヴ、その名も「レ・カーヴ・デュ・ルーヴル」。博物館のような作りになっているカーヴは、五感を通してワインを知ることができるというインタラクティブな体験ができる場所なんです。また、見学コースも様々あり、ワインやシャンパーニュの試飲付き、さらには自分でオリジナルのワインをブレンドする体験コースなどもあります。どんな場所なのでしょうか。早速行ってみましょう。
ブルーのファサードが目印 ブルーのファサードが目印

ブルーのファサードが目印

ブドウ産地のコーナー

フランス各地のブドウの木を展示

フランス各地のブドウの木を展示

地下を降りていくとそこはワインの世界

地下を降りていくとそこはワインの世界

まず第一の展示室は触感のコーナー。フランスの主なブドウ産地の紹介をしている展示室です。ここでは、現地で採取した土とぶどうの木が展示してあり、それぞれの地方のビデオ映像とともに紹介されています。ぶどう栽培に非常に大事な要素である土壌。この土壌の違いによってぶどうの種類やしいてはワインの味が変わってくるんですね。シャンパーニュやボルドーなど、フランスの主要なワイン産地の土壌や木を見比べてみるのも面白いですよ。それにしてもブドウの木と言えど種類によって形もこんなに違うのだなあと感心してしまいました!
ぜひ実際に、その土やぶどうの木を手で触ってみて下さい。
同じぶどうでも品種によって形も土壌もさまざま 同じぶどうでも品種によって形も土壌もさまざま 同じぶどうでも品種によって形も土壌もさまざま

同じぶどうでも品種によって形も土壌もさまざま

香りのコーナー

嗅覚を試してみましょう!

嗅覚を試してみましょう!

ワインの重大な要素の一つである香り。この展示室では嗅覚を使って体験していきます。ゲーム感覚で見学できる楽しいコーナーです。
まず6つの大きなコルクについている匂いを嗅ぎます。そして、その匂いが何のものであるか、手前のパネルから選択して当てはめていきます。当たっていれば緑色、外れだと赤にパネルが光ります。ちょっとクイズのようで楽しいですよ!香りの種類も色々あり、香辛料系、ハーブ系、フルーツ系などに分かれています。この中で全て嗅ぎ当てられたらなかなか鼻が利くということでしょうか?!あまり嗅覚を使った展示って見ないですよね?これもやっぱりワインならではの必須事項ということでしょうか。想像と記憶をフル回転して体験して欲しいコーナーです。
フルーツの香り。正解できるかな?

フルーツの香り。正解できるかな?

天井のデコが個性的な香りのコーナー

天井のデコが個性的な香りのコーナー

味覚のラボ

まさに研究室のよう

まさに研究室のよう

色んな味覚を再発見

色んな味覚を再発見

さて、触覚、嗅覚と来て、次の展示室は・・・味覚のコーナーです。小さなスポイトにはそれぞれ、「甘い」「しょっぱい」「酸っぱい」などの味が付いた液体が入っていて、これを試飲(?)していきます。中には、「これは何でしょう?」というクイズもあります。「甘い」「酸っぱい」のような基本的な味覚だけではなく、さらには「樹木のような」「丸い」「新鮮な」と言った味覚まで登場します。こういう感覚って確かにワインには必要かも・・・。
さて、この展示室は基本のブドウ品種からできたワインの樽がずらりと並び、「ラボラトリー」という名前がついています。何故かというと、オリジナルワイン造りのアトリエではこの部屋をラボとして使うからなんですね。アトリエでは、味を確かめつつ自分の好みのブレンドを作っていくとういう仕組みになっているのです。なるほど他の展示室とは少し違い、ちょっと研究室にいるような雰囲気もあります。
この味は何でしょう?味覚クイズも

この味は何でしょう?味覚クイズも

フランスの主なワイン産地マップ

フランスの主なワイン産地マップ

オリジナルワインのアトリエでアッサンブラージュ(ブレンド)に使われます オリジナルワインのアトリエでアッサンブラージュ(ブレンド)に使われます オリジナルワインのアトリエでアッサンブラージュ(ブレンド)に使われます

オリジナルワインのアトリエでアッサンブラージュ(ブレンド)に使われます

ラベルのコーナー

じっくり見るラベルも味わいがあります

じっくり見るラベルも味わいがあります

さて、ワインの香りや味に気を取られて大事な要素を忘れそうになっていました。それはこちら、そうラベルのコーナーです。ワインを選ぶときに一番初めに目が行くところ、それはラベルですよね。結構ラベルの好みでワインを選ぶということもあると思います。4つ目の感覚として登場するのは視覚のコーナー。ワインの見た目を左右する様々のラベルを展示しています。まだ新しい青みがかったラベルもあり、古くなって褐色がかったラベルもあり。ワインの品種と年代、デザインなど、じっくり見ていくとかなり興味深いコーナーになっています。
それぞれに個性と歴史が それぞれに個性と歴史が

それぞれに個性と歴史が

ワインは音でも楽しむもの

というわけで五感で楽しむワインツアー、最後の展示室は聴覚のコーナーです。ワインの音って何でしょう?そう、それはボトルの音、コルクを抜く音、グラスに注ぐ音・・・。まさに飲む前の楽しみな瞬間の音です。ここではワインの大事な小道具であるボトル製造やコルク栓、蝋の栓などに焦点を当てています。ワインというとつい香りや味ばかりを想像してしまいますが、こういった工程を経てワインが製造されるんだなあと改めて考えさせられます。
ボトルやコルク栓など、ワイン製造の必需品を紹介 ボトルやコルク栓など、ワイン製造の必需品を紹介 ボトルやコルク栓など、ワイン製造の必需品を紹介

ボトルやコルク栓など、ワイン製造の必需品を紹介

バーで乾杯!

見学の後のお楽しみ

見学の後のお楽しみ

見学の後はお待ちかね、ワイン試飲のコーナーです。カウンターではソムリエがにこやかにお出迎え。解説を聞きながらグラスを傾けるひととき。グラスやボトルのの形や注ぎ方、保存方法なお色んなことを教えてくれますよ。チケットによってグラス1杯、グラス3杯、シャンパーニュ1杯など異なってきますので、入館の際にカウンターで確かめて下さい。30ユーロのコースでは、ワイン3杯に加えて、自分の写真をラベルにしてワイン1本お持ち帰りもできます!

金曜と土曜の18時からは、自分のオリジナルワインを作るアトリエも開催。サイトから予約できますので、興味のある方はぜひ参加してみて下さい。
カーヴの隣にはブティックも併設されています。各地のおすすめワインの他、書籍やワイングッズも取り扱っていますので、記念に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
パリでぜひ楽しいワイン体験をしてみて下さいね!
以上、パリナビでした。

記事登録日:2017-05-10

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2017-05-10