日本からフランス・パリへ入国

シャルル・ド・ゴール空港からフランスに入国する際は…。

こんにちは、パリナビです。世界中から観光客の訪れるフランス、統計でもアメリカに差をつけて毎年外国旅行の目的地第一位に輝く国です。日本からも年間60万人が訪れるとのこと。中でも首都のパリは人々を魅了してやみません。色んな事件や問題を抱えつつもやはり花の都なんですね。ではまず空港にてパリに入国!手続きや知っておくと便利な情報をお届けします!
入国の時にお役立ちの情報! 入国の時にお役立ちの情報!

入国の時にお役立ちの情報!

ビザ

日本のパスポートは信頼があります

日本のパスポートは信頼があります

外国に旅行する場合、国によってビザが必要だったり、ビザ無しでも滞在期間に制限があったりと様々です。フランスの場合はどうでしょうか。

日本国籍の人は、6か月間で90日以内の滞在であれば、ビザは必要ありません。

滞在が3か月を超える場合は、該当するビザが必要になります。
・学生ビザ (各種)
・フランスで働くためのビザ(就労ビザ、研究者ビザなど各種)
・フランス人の配偶者ビザ(長期滞在ビザ)
・ワーキングホリデー ・ビザ (18歳以上30歳以下)
・ビジタ-ビザ

パリの玄関口、シャルル・ド・ゴール空港

通称Roissy

通称Roissy

日本からの便は、シャルル・ド・ゴール空港に到着します。ヨーロッパの要でもあるとても巨大な空港です。ちなみに空港のあるエリアの名前をとって、ロワシーと呼ばれることが殆んどです。
ターミナルは3つ。
ターミナル1

ターミナル1

【第1ターミナル】
主に国際線の飛行機が発着しています。
日本の航空会社では、全日空(ANA)が到着します。
ターミナル利用グループ
・スカイチーム(エール・フランスが加盟しているチーム)以外の航空会社
・スターアライアンス加盟航空会社
・アジアやアフリカ諸国の航空会社
ターミナル2E

ターミナル2E

【第2ターミナル】
2A、2B、2C、2D、2Gターミナルには、ヨーロッパ圏内の路線が主に発着、
2E、2Fターミナルには、長距離路線が主に発着しています。
日本の航空会社では日本航空(JAL)が、ターミナル2Eに到着します。
ターミナル利用グループ
・スカイチームの航空会社
・エール・フランスとコードシェア運航を行うヨーロッパ、アジア、アメリカの航空会社

【第3ターミナル】
格安航空会社や不定期便などが利用しています。

直行便?それとも乗り継ぎ?

羽田空港

羽田空港

自分に合ったフライトを選びましょう

自分に合ったフライトを選びましょう

日本から直行便でパリに行くには、成田、羽田、関西の3空港から選べます。成田空港からは日本航空、エール・フランス、羽田空港からは日本航空、全日空、エールフランス、関西空港からはエール・フランスが飛んでいます。ただし、2015年11月に起こったテロの影響により、航空会社では減便を行っていることがあります。最新の情報は各航空会社のサイトで確認しましょう。直行便の飛行時間は約12時間40分~13時間。
直行便のメリットは、所要時間が最短になるので比較的疲れない、ロスト・バゲージ(預けた荷物が行方不明になる事故)のリスクが減る、などが挙げられます。デメリットは、航空チケットの料金が比較的高額になってしまうことです。
乗り継ぎでパリに行く場合はヨーロッパ系(フィンランド航空、KLMオランダ航空など)、アジア系(大韓航空、シンガポール航空など)、中東系(エミレーツ航空など)といった様々な会社から選べます。こちらは直行便に比べてリーズナブルですが、乗り換えの時間や全体的なフライト時間などを考慮してなるべく疲れない旅にしたいものです。

いざ入国!

長いフライトお疲れさまでした!空港に着いてからは以下の流れになります。
入国審査(Immigration)➡荷物受け取り(Baggage Claim)➡税関通過(Customs)

まず入国審査へ。
窓口はEU加盟国の人とそれ以外の国の人とに分かれます。たまにまとめて通していることもありますが、基本的にはEU加盟国外の窓口へ並びましょう。窓口でパスポートを見せて質問された場合は答えるだけ。質問に対する回答は英語でOKです。
(※ちなみに日本国籍の観光客の場合、あまり質問されることもなく、ほぼフリーパスです)
入国カードの記入もないので、フランスへの入国は日本人にとっては結構あっさりしていると言えるでしょう。

【シェンゲン協定が結ばれている国を経由して来た場合】
EUに加盟する一部の国の間で、検問を廃止する協定「シェンゲン協定」が結ばれています。この協定が結ばれている国を経由して来た場合、その国で入国審査を済ませているので、フランスでの入国審査はありません。
日本など協定加盟国以外から入国する場合、最初に到着した協定加盟国の空港で入国審査を受けることになります。
※シェンゲン協定実施国リスト
アイスランド
イタリア
エストニア
オーストリア
オランダ
ギリシア
スイス
スウェーデン
スペイン
スロヴァキア
スロヴェニア
チェコ
デンマーク
ドイツ
ノルウェー
ハンガリー
フィンランド
フランス
ベルギー
ポーランド
ポルトガル
マルタ
ラトビア
リトアニア
リヒテンシュタイン
ルクセンブルク
※ちなみにイギリスはEU加盟国ですが、シェンゲン協定加盟国ではありません

預けた荷物をターンテーブルでピックアップした後、税関審査へ。申告する物がない、免税の範囲内、という場合は申告の必要はありません。
申告が必要な場合は、機内で配布される申告書に記入し、税関で所定の金額を支払います。
【申告が必要な物】 
※以下の制限より上回る量を保持している場合、申告が必要です。
たばこ
17歳以上のみ(一人につき)。
紙巻きたばこ200本、または葉巻(cigares)50本、または小型葉巻(cigarillos)100本、または刻みたばこ250g
酒類
17歳以上のみ(一人につき)。
ワイン4リットル、ビール16リットル、および22度を越えるアルコール飲料1リットル (22度以下のアルコールは2リットル)
香水
香水50gとオーデコロン250cc。
通貨
一万ユーロ(10,000ユーロ)以上、もしくはそれに相当する外貨、小切手、トラベラーズチェック、債権証書などを持ち込み、あるいは持ち出しする場合は申告をする必要があります。

薬は、滞在中に使用する分量のみの持ち込み可です。

【持ち込みが禁止されている物】
○肉・肉製品。
○牛乳・乳製品。
○1kg以上の動物製品。
○2kg以上の魚介類。
○5kg以上の植物製品
これらを持ち込んだ場合、すべて没収になる可能性があります。

パリ市内へ!

案内板をよく見て移動しましょう

案内板をよく見て移動しましょう

空港からパリ市内への移動手段はいくつかの選択肢がありますが、ナビがお勧めするのはRATPの運営するロワシーバスかエールフランスの運営するル・カーといったリムジンバス。乗っているのは旅行者だけですし、スーツケースを置く場所もあり、市内までノンストップで走ってくれるのがポイントです。
とはいえ、バスは朝6時ごろから営業となるので、もしその前に着いてしまって早く市内に移動したい場合は、RER線が5時ごろから営業しています。ただ一般の人も乗る電車であることと、あまり治安のよくない場所を通るので、慣れない人や初めての人はなるべく避けるのが賢明でしょう。
あとはタクシー。声をかけてくる人は避け、正規のタクシー乗り場で利用しましょう。
エールフランスのバス

エールフランスのバス

RER B線

RER B線


空港で一通りの手続きを済ませ、いざ出口!といってもこのシャルル・ド・ゴール空港は結構分かりにくいと言われているんです。表示の案内に従って注意して進んで下さいね。さあこれからのパリ滞在、楽しい旅行になりますように!
以上、パリナビでした。


その他情報

2016年3月の情報です

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2016-04-20

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